冬休み早々トモヤがコロナに罹患して冬期講習がデスマーチ化されて死ぬかと思いましたが生きています
新年になってテレビで銀英伝のアニメが放送され始めたようで、ちょっと紹介しようかなと。
「銀河英雄伝説」という長編小説が原作です。
初版は40年前。もはや古典の領域になっている気がしますが、今でも根強い人気がある本です。
2024年の令和からでも遠い遠い未来の宇宙を舞台にした物語。作者が歴史に造詣が深く歴史書の体をとって語られていることや、遠い未来でも人間の本質を変えずに描かれていることにより、40年経ったいまでも古さを感じる部分があまりないのが人気が続いている理由の1つじゃないかなと思います。
読者の年代によって受け取り方が変わる本だと思います。今でいうラノベのはしりという見方もできるし、田中節と言われるレトリックを始めとする文章の面白さを学べる本と言ってもいいし、民主主義と専制君主制の争いという骨太のテーマが芯にあってそういう大きなテーマを分かった気になれる面もあります。
原作の小説は主に男子向けかなと思います。アニメは女子向けでしょうね、イケメン、イケオジが多い!!
放映中のアニメは数年前にリメイクされたものらしく、キャラクターも益々イケメンぽいし、声優も一新されています。
主人公2人は鬼滅の上弦の二の人と蛇柱の人がやってますね。
私は原作派なんでアニメはあまり見ることはないと思いますが。
「人生を作ってくれた本」というのは私には何冊かあるのですが、そのうちの1つがこの銀英伝ですね。
本伝10巻、外伝4巻の計14冊というなかなかのボリュームですが、これらとの出会いは僥倖でした。年齢が16歳のときで、それもよかったと今になって思います。
数年早かったらニヒリズムに酔う単にイタイ人間になってただろうし、遅かったら自分の思想が確立されていて、ここまで影響を受けることもなかっただろうなと思います。
本書だけではないのですが、田中芳樹作品のおかげで私は「選挙になるべく行く」という姿勢を今でも続けられていますね。
生徒にいつも言っていますが、ほんとに読書してほしい。
あまりにも言葉を知らなすぎる。
国語に影響するだけでなく英語にも既に影響し始めています。
ゲーム実況なんて見てんじゃねーよ、っていうのが本音です。
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